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本郷 猛(ほんごう たけし)は、『仮面ライダー』の主人公。

テレビシリーズ 編集

概要 編集

バッタの能力を持つ改造人間であり、仮面ライダー1号に変身する。

第1話から第13話までは、科学者らしくブレザーを着用。白衣を着て実験を行うシーンや科学者の友人の登場など、科学者のイメージが強かった。この時期の専用マシンはサイクロン。のちに搭乗したマシンと区別するため、「旧サイクロン」と呼ばれることもある。

変身ポーズは存在せず、ベルトのタイフーンの風車(ダイナモ)に風を受けることで変身する。そのため、サイクロンで疾走しながら変身したり敢えて高所より飛び降りたりするという描写が多かった。また、密室では風を受けることができないため、変身不能になるという弱点もあった。

第11話以降、登場シーンはライブフィルムか吹き替えとなるが、これは本郷役の藤岡弘の負傷によるもの。

新 仮面ライダーSPIRITS』では、この時期に一文字隼人と出会い、改造人間であることにも気づかれていたという設定が追加された。また、TV版第11話に相当するゲバコンドルとの戦いの際、変身する瞬間を一文字に目撃されている[1]

自分への対抗策とするために拉致され、ショッカーに改造されてしまった一文字隼人を救出。仮面ライダー2号となることを決意した一文字に日本の守りをまかせ、第14話から第52話まではショッカーの別計画を追ってヨーロッパに渡った。なおこの設定は先の藤岡の負傷降板による策であるため、劇中では台詞で説明されたのみである。

その後、死神博士がショッカー日本支部に派遣されていた時期(第40話以降)に何度か帰国し、一文字=2号とともに戦う姿が見られる。このころは、変身後の仮面の色などが以前とは異なり、「桜島1号」と呼ばれる姿になっており、専用マシンも「改造サイクロン」に移行する[2]

第53話以前と位置づけられている劇場版第1作『仮面ライダー対ショッカー』で初めて変身ポーズによる変身を行ったが、第53話以降の掛け声である「ライダー、変身!」ではなく、「変身!」と叫ぶだけだった。また、変身ポーズによる変身が可能になった理由は、劇中では語られていない。劇場版を除いて、桜島1号時の変身手段は直接演出されることはなかった。

第53話以降は、更迭された死神博士を追って南米に向かった一文字に代わり、再び日本の守りに就く。この時期から革ジャンなどのアクティブな衣裳になり、力強さが強調されていった。

変身後の姿は「新1号」と呼ばれる明るい色に変わっているが、その理由は劇中では説明されていない。関連資料でも「特訓によるパワーアップのため」「死神博士にわざと捕まって再改造を受けたため」の2つの説が存在し、どちらが正しいのかは明言されていない。

第68話で立花とともに新マシン・新サイクロンを制作して以降、これを専用マシンとする。

第79話でショッカーが壊滅し、第80話から新組織・ゲルショッカーが登場してからは危機に陥ることが多く、度々重傷を負ったり消息不明になったりした(これは藤岡のスケジュールの都合によるもの)が、最終回となる第98話で2号=一文字とともにゲルショッカーを全滅させることに成功した。

プロフィール 編集

1948年8月15日生まれ。東京都世田谷区において造船技師の父・本郷勇雄、ピアノ教師の母・本郷弘子の間に生まれ、平凡な家庭で育つ。しかし、17歳の時に父が事故死してしまい、母も20歳の時に病死してしまう。途方に暮れていたところ、親身になってくれた立花藤兵衛の励ましもあってオートレーサーを目指すようになる。

城南大学生化学研究所[3]の学生で、知能指数600にしてスポーツ万能という、頭脳・肉体ともに類稀なる能力を持つ優秀な人間だが、そのために悪の秘密結社・ショッカーに拉致され、バッタの能力を持つ改造人間にされてしまう。しかし、脳改造の前に脱出してからは、人間ではなくなったことに苦悩しながらも、人類の自由を守るために仮面ライダーとなってショッカーと戦うことを誓う。

原作漫画 編集

漫画『仮面ライダー』 編集

城北大学生物学研究室の学生。優秀な人間であるためにショッカーに拉致され、バッタの能力を持つ改造人間にされてしまう。しかし脳改造の前に脱出、人間を守るために戦うことを誓い、仮面ライダーを名乗る。感情が高ぶると、改造手術の傷跡が顔に浮かび上がる。

漫画における変身方法は「強化服を身に付け、仮面を被る」というのが一般的な解釈だが、第2話ではこうもり男を追って走りながら変身する描写もあり、実際は明確にはなっていない。なお、変身しても、ベルト「タイフーン」の風車に風を受けてエネルギーを得なければ、体内のメカニズムを完全に起動させることはできない。

第4話でショッカーと戦うための研究所を設立するが、ショッカーが送り込んだ11人のショッカーライダーの攻撃を受け、絶命してしまう。しかし、その際に本郷の攻撃を受けたショックで脳改造から開放されたショッカーライダーの一人 = 一文字隼人によって遺体は研究所に運び込まれ、脳髄のみが研究所の中で生き続けることになった。

一文字とは脳波通信によって感覚を共有することができる。第5話では新たな仮面ライダーとなった一文字をサポートしたが、血気盛んな一文字をたしなめることも多かった。

第6話の終盤で、脳髄を機械のボディに移植して復活、ショッカーのアジトを破壊した。しかし、ショッカーとの戦いの結末は描かれていない。

『仮面ライダーEVE』 編集

ショッカーとの戦いの後も、様々な悪の組織と戦っていたらしい。しかし、その過程で激しく消耗したため、再び脳髄のみの状態となって研究所内で眠りに就いていた。それ以降は、かつて共にショッカーと戦ったFBI捜査官の滝二郎が影武者を務めたこともある。

蘇ったショッカー首領との戦いを前に、結城丈二の協力で脳を機械の身体に移植し復活。9人のライダーと共に門脇純に「ライダーシンドローム」で力を与え、彼を仮面ライダーガイアへと覚醒させた。戦いの後、自分が再び目覚める必要が無いことを願いながら、再度眠りに就いた。

リメイク映画 編集

『仮面ライダー THE FIRST』 編集

城南大学の研究生。水の結晶を研究する科学者だったが、ショッカーに拉致され、バッタの能力を持つ改造人間「ホッパー」にされてしまう。そしてショッカーのために暗躍し、ショッカーを追っていた雑誌記者の緑川あすかとその婚約者の矢野克彦の命を狙ったが、降り出した雪によって水の結晶のイメージを思い出し、頭脳オペレーションから開放される。あすかに克彦を殺した犯人と誤解され、またまともな人間でなくなったこと、自分の意思とは無関係に与えられた力の大きさを自覚して苦悩するが、立花藤兵衛に「失ったものもあれば得たものもある」と諭され、同時にスーパーマシン「サイクロン1号」を託されたことから、その力であすかを守ることを決意する。刺客として差し向けられた仮面ライダー2号 = 一文字隼人とは、戦いを通じて互いに理解し合うようになる。そして、拉致されたあすかを追って一文字と共にショッカーのアジトを襲撃、あすかを救出した。

本作における改造人間には、「リジェクション」と呼ばれる、改造部分に対する拒絶反応が起こる。放っておくとリジェクションの間隔が徐々に短くなり、やがて死に至るため、これを抑えるために、改造人間は定期的に血液を交換しなければならない。しかし、本郷だけはリジェクションが起こらないため、血液交換をしなくても何の問題もなく活動できる。その理由はショッカー幹部に「改造人間としては初の成功例かもしれない」と推察されているが、本郷だけが成功した理由は劇中では一切語られていないため、謎である。なお、リジェクションが起きないことが判明するまでショッカー三幹部のうち二人は本郷の裏切りを「放って置いてもリジェクションで死ぬ」として放置する方針でいたが、老紳士だけは「それまで待てない」と反論したため、一文字隼人/仮面ライダー2号が刺客として送り込まれることになる。

変身方法は「変身ベルト・タイフーンの風車を回転させると一瞬で強化服が装着され、その後仮面を被る」というもの。仮面を被るという描写は漫画版に準ずるものだが、強化服が自動的に装着される点はテレビシリーズのイメージに近い。

『仮面ライダー THE NEXT』 編集

『THE FIRST』から2年の時が流れ、城南大学付属高校の生物教師になったものの、生徒からは馬鹿にされており、受け持つクラスは学級崩壊同然。その一方でショッカーとの戦いは続いており、その激しさを物語るかのように、ライダースーツと仮面は補修やリペイントを繰り返したため前作よりも暗い色になり、仮面には多くの傷が付いている。一文字とは連絡を取り合っていなかったが、互いに固い絆で結ばれており、リジェクションによって蝕まれてゆく彼の体のことを案じている。

教え子の菊間琴美がその親友であるアイドル歌手・Chiharuにまつわる事件を追っていることを知り、協力しようとしたところをショッカーに襲撃されたことから、琴美に正体を知られてしまう。その後、琴美の危機を救ったことで、琴美から信頼されるようになる(だが、その際に改造人間の力を発揮して素手でバイクの前輪を外す姿を生徒に見られたため、琴美以外の生徒からは恐れられるようになり、最終的には保護者からの苦情によって学校を解雇される)。Chiharuの兄である風見志郎 = 仮面ライダーV3がショッカーの刺客として現れたため、当初は望まないまま志郎と敵対していたが、志郎がChiharuの異変を知って真相究明のため行動を共にするようになり、事実上の休戦となる。その後、志郎が全ての真相を知ったことでショッカーを裏切ったため、最後は一文字も加えて3人でショッカーの作戦を阻止した。

本作では変身の際に仮面を被る瞬間が映らないように(もしくは被れるような状態では無い場合も)演出され、よりTVシリーズに近いイメージになっている。

仮面ライダー1号としての能力 編集

本郷猛がベルトの風車「タイフーン」に風圧を受けることで変身した姿。通称「1号ライダー」「本郷ライダー」。後にデザインが大幅に変更された「新1号」と区別する際には「旧1号」と呼ばれる。

活動エネルギーは風で、風力のないところでは変身することや仮面ライダーの姿を維持することができない。風車ダイナモ・タイフーンから取り入れた風の力を胸のコンバーターラングでエネルギーへと変換し、これを腰のエナージコンバーターで蓄積して全身に送り出すことで力を得ている[4]。なお、人間より広い視界と赤外線による暗視能力、ズーム機能を持つ複眼Cアイ、4キロ四方の音を聞き取る聴覚、電波送受信を行う超触覚アンテナ&対怪人用の脳波探知機Oシグナル(共に探知範囲4km。Oシグナルは怪人が100m以内に近づくと発光して危機を知らせる)、100tの衝撃を吸収する足のショックアブソーバなど、基本的な機能面は1号2号共通である。

第40話で一時帰国した後、何度か帰国して一文字隼人と共闘した。この時期、1号用として新調されたスーツは、複眼がクリアレッドから真紅に変わり、色も微妙に変化した。しかし、細部のカラーリングは初期からも話数によって微妙に変化しており(これは改良や補修を現場で行っていたという制作上の事情である)、この時点の設定では初期と同一の「旧1号」とされている。媒体によっては、この桜島1号を新1号と旧1号の間の途中形態[5]と解釈していることもある。

身長180cm、体重70kg。主な能力は、垂直跳び15.3m、幅跳び48.7mのジャンプ力(改造直後のスペック)と、そこから繰り出すキック力である。これらの能力は、その後の訓練によって向上していった。なお、技とスピードを特徴とする設定は後のものだが、旧2号と交代するまでのわずか13話の間に旧2号とほぼ同数の技を披露している。

仮面ライダー新1号 編集

本郷猛が再改造を受け、さらなる強化をとげた姿。新1号編OPや第86話の回想シーンでは本郷の再改造シーンらしき新規撮影カットがある(衣装が新1号編のものである)が、再改造については触れられていない。ライダーカードなどでは、「再改造され内部メカを一新し全面的に強化された体となった」とは語られていたが認知度は低かった。改めて後年「ショッカーにわざと捕獲され、死神博士の手で再改造手術を受け、脳改造の際自己催眠によって洗脳を逃れ自力脱出した」との設定が、出版サイド主導で作られ、石森プロや東映サイドもこれを了承した。なお、カラーリングの変更については劇中では特に説明はない。

姿形は2号をベースとしているが、マスクの配色が明るくなり、レザーからジャージー素材へ手袋とブーツは銀色に変更された。腕と脚のラインは2本になり、ベルトも2号と同じ赤色の新しいものに換装されている。ただし風車にシャッターはなく、ベルトの発光から変身完了までの流れが旧2号と異なる。一文字とは異なる変身ポーズと「ライダー変身!」の掛け声による能動的な変身が可能になっている[5]

身長180cm、体重70kg。能力は腕と足の破壊力が旧1号時の4倍、ジャンプ力が25m(資料によっては35m)に向上し、必殺技の数が大幅に増えた[6]。100m走は1.5秒(時速240km相当)と、2号や仮面ライダーV3と比べても0.1秒ながら上である。

また、相手を回転させて投げ飛ばす技で「ライダーきりもみシュート」に代表される幾多の“ライダーキック以上に強力な必殺技”や、ライダーキック級の威力を持つ膝蹴り「ライダーニーブロック」、敵の体内の特定のメカをピンポイントで破壊する「ライダーポイントキック」のように他のライダーにみられないタイプの必殺技までも備えている。こうした技の多彩さゆえに、「技の1号」の異名を持つようになる。

必殺技 編集

物語の進展とともに、「ライダーキック」という跳び蹴りが必殺技として確立される。ライダーキックは上空へジャンプ、宙返りを経た後に怪人めがけて蹴りこむ技として表現されている。しかし、ライダーごっこの最中にライダーキックの真似をして怪我をする子供が現れたことが問題となり、ライダーキックを真似る子供に本郷猛が注意を呼びかけるシーンや、ライダーの特訓シーンを見せつつ滝が子供達にライダーキックの危険性を諭すシーンも劇中挿入された。

このほかにもライダーは多数の格闘術を決め技として用い、「ライダーダブルキック」に代表される1号・2号の合同技も時に繰り出された。後のシリーズにおいてもライダー達はライダーキックとほぼ同様のキック技を始めとした、多数の必殺技を用いるようになっている。

本作の直前に多くの同スタッフによって制作された『柔道一直線』の技が、仮面ライダーの必殺技のベースになっている。必殺技の撮影では、柔道一直線で多用されたトランポリンを使いジャンプや回転するシーンを撮影し、これを編集でつないでいく手法がとられている。

特撮版の本郷猛=仮面ライダー1号は「48の技を持つ」と言われる「技の1号」(新1号時代)の異名を持つため、ここに挙げた技が全てではない。ゲームソフトなどではオリジナルの技も多く設定されている。

以下、特に記載が特にないものは、特撮版の技である。

パンチやチョップなどスタンダードな技は省く。特色として技の威力は力の分、2号が優れているとされているが、児童誌によるとスピードなどの総合力は若干1号が優れているとされている。

ライダーキック 編集

1号・2号共通してもっとも多用された必殺技。モチーフになったバッタ(トノサマバッタ)の持つ強靭な脚力を活かした技で、凄まじい破壊力を持つ。高くジャンプして片足で放つキック、両足で放つパターン、跳び上がった相手に空中で決めるパターンなど、様々なものがある。

怪人の中にはライダーキックが通用しないものもいたが、強化されたキックや他の技で打ち破ってきた。ただし桜島一号時代のゲスト出演時には新怪人の強固な装甲の強度の前に破壊力が足りず、単独で放ったキックを跳ね返されるケースが数回あり、その内一回はショッカーに捕まり、洗脳されて2号と同士討ちを演じてしまうきっかけを作ってしまった(第41話)。この苦い経験が、本郷に自らの再改造を誓わせるきっかけとなった。技そのものは後の作品にゲスト出演した際にも多用した。彼が新1号へ強化されていたためもあって、技が正面から全く通じないケースは見られなくなり、デルザー軍団のマシーン大元帥の戦意を挫いたり、ヨロイ騎士を昏倒させるほどの威力を見せ、ネオショッカーとの戦いの際にはジャガーバンを一撃で撃破したりなど(劇場版)、技の切れ味を増している。

1号の場合は「月面キック」「反転キック」「スクリューキック]「ポイントキック」などバージョンが特に多く、状況に応じて多用される。

電光ライダーキック
第13話において、ショッカー怪人・トカゲロンの「必殺シュート」に対抗すべく、立花藤兵衛との特訓で編み出した、パワーアップされたライダーキック。破壊力が従来より倍増しており、その名の通り、ヒットの瞬間、電光のように光る。
必殺シュートで蹴り込まれたバーリヤ破壊ボールを弾き返し、トカゲロンと再生怪人軍団を爆破四散させた。足から電撃のようにエネルギーが放出される。
漫画『仮面ライダーSPIRITS』の第1部第1話では、新1号の姿で披露している。また、プレイステーションソフト『仮面ライダー 正義の系譜』では1号の最強技として採用されている。
ライダーポイントキック
ライダーキックの破壊力を一点に集中させる技。ゲルショッカー怪人・イソギンジャガーの洗脳装置のみを破壊するのに用いた。
ライダースクリューキック
ライダーキックを放つ前に、身体を錐揉み状に高速回転させて威力を増大させる技。障害物を破壊するのに用いた「ライダークラッシャー」や、衝撃を吸収する材質の部屋に閉じ込められた際、マフラーを併用して危機を逃れた「スクリューキック」などの派生技がある。
ライダー風車3段キック
原作版のみの技。敵の眼前で風車のように高速回転し、ライダーキックを3連続で繰り出す。コブラ男を破った。
ライダー月面キック
空中高く跳び上がり、ムーンサルトで威力を増幅させるライダーキック。攻撃するチャンスが少ない、鳥類をベースにしたゲルショッカー怪人との戦いで使った。ゲーム『スーパー特撮大戦2001』や『スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望』では1号の最強技に設定されている。
ライダー反転キック 編集

高くジャンプし、1度、壁などを蹴ってからライダーキックを決める技。威力を倍増させたり、敵の弱点(サソリトカゲスなど、主に背中)を攻撃したりするために用いられる。

逆風(バックウィンド)キック
原作漫画で使用。ベルトの風車から風圧を発生させ、敵の意表を突くと共に、威力を増すライダー反転キックの発展形の技。
ライダー稲妻キック
ライダー反転キックの強化版。強固な装甲を持つハリネズラスに対し、岩肌を何度も蹴って勢いを付け、稲妻のような軌道を描き威力を増したキックを放つ。『正義の系譜』では、反転するたびに脚に稲妻のようなエネルギーを帯びる。

ライダーチョップ 編集

強力な手刀打ちを敵に喰らわせる技。連続で繰り出すこともある。旧1号時代から使用している技であり、死神カメレオンを葬った。原作ではくも男との初戦で彼を敗退させた技である。

ライダーフライングチョップ
胸の前で手刀をクロスさせ、体当たりするようにライダーチョップを跳びかかって決める技。クモライオンを葬った。
ライダーダブルクラッシャーチョップ
ゲーム『正義の系譜』で登場。ライダーチョップを決めたあと、反転ジャンプしてもう一度跳びかかって強力なチョップを喰らわす。

ライダーパンチ 編集

強力な鉄拳を相手に喰らわせる技。技名を呼称せず、相手に連続でパンチを浴びせることも多い。これも旧1号時代から使用している技である。

フライングライダーパンチ
ジャンプと共に敵に喰らわせるライダーパンチ。
ライダー反転ダブルパンチ
『正義の系譜』で登場。フライングライダーパンチを一度決めたあと、反転ジャンプしダブルで喰らわせる技。

ライダー投げ 編集

空中でのシンプルな投げ技。第1話の対蜘蛛男戦ですでにそれらしき技は使っていたが、この時は呼称はなく、続く第2話の対蝙蝠男戦から呼称されるようになる(この時は空中から投げずマンションの屋上から投げ落としている)

敵怪人のバックに回り込み、抱えたまま跳び上がり、後方に投げ飛ばす。人間蝙蝠(蝙蝠男)を倒した。

ライダーきりもみシュート
1号が編み出した強力な投げ技。相手を抱えあげ、高速で錐揉み回転させて空高く投げ飛ばす。敵怪人は受け身が取れず、地面に叩きつけられる。「高速回転で真空状態が起こる」と解説している書籍もある[7]。サイギャングやカミキリキッド(TV版)などの強力な怪人や、海洋生物の特性を持つ改造人間に特に効果があるらしく、イカデビルなどのトドメに使った。対エイドクガー戦では2号も使用している。『SPIRITS』では相手と共に竜巻を起こすように表現されており、作中でZXも会得した。『スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望』では、高速回転で竜巻を起こすように表現されており、ジャイアントデビル(『キカイダー01』)などの巨大な敵にも有効である。
『仮面ライダー THE FIRST』のコブラ戦で使われた、相手を空中で回転させる投げ技も「きりもみシュート」とされる[8]
ライダースクリューブロック
ジャイアントスイングのように、敵の身体を掴み、大きく振り回して障害物に叩きつける技。バラランガを撃破した。敵を弱らせる目的で使うバリエーション技に「ライダーハンマー」「ライダースイング」がある。
ライダーローリング
敵をうつ向せにし背中に担いで回転して振り回す。「エアプレーンスピン (飛行機投げ)」に似ており「技の1号」には珍しい力技。
ライダーシザース 編集

両足で頭を挟みこみ投げ飛ばす。プロレス技の「ヘッドシザース」に似ており、相違点は相手も空中で投げるところ。第3話のさそり男戦で初使用された。

ライダーヘッドクラッシャー
「ライダーシザース」の発展型。違うところは最後に敵の脳天を打ち砕く点。新1号の技で「ライダーきりもみシュート」と並んでもっとも威力のある部類の技。
ライダー返し 編集

一本背負いのように、相手を抱え上げて跳び上がり、地面に叩きつける。敵の突進力も威力にプラスされる。旧1号時代から使用しており、改造コブラ男を撃破した。ショッカー大幹部怪人・ガラガランダを怯ませたこともある。ダブルライダーの連携としてツープラトン使用も可能。

ライダーハンマーキック
ライダー返しの最中に、キックを放つ合成技。ゲルショッカーの強力な怪人、ムカデタイガーに使用した。

ライダーニーブロック 編集

新1号初期から使用。空中で「ニーパット」を行う。主にヒットポイント (打撃目標) は敵の「脇腹」。背中に膝蹴りを決める「ライダードロップキック」というヴァージョンもある。

2号との協力技 編集

ライダーダブルキック/ダブルライダーキック
1号と2号が同時に「ライダーキック」を行う技。タイミングが難しく、相手を戦意喪失状態にしてから合図でタイミングを合わせて放つことが多かった。当初は互いに「ライダーキック」と呼称して放っていたが、イソギンチャック戦から「ライダーダブルキック」と呼称するようになる。2人のキック力の単純な合算以上の威力を持ち、ライダー1号・2号単独での撃破が困難とされる強力怪人に使われた。
『仮面ライダー』第51話のサブタイトルや『仮面ライダーBLACK RX』の10人ライダーの特訓時では「ダブルライダーキック」と呼称していた。
『仮面ライダー THE FIRST』でのバット戦で同様の技を使用しているが、ここでの技名も「ダブルライダーキック」になっている[8][9]
ライダー返し/ダブルライダー返し
「ライダー返し」を2人で行う。
ライダー車輪
超吸引力のあるイソギンチャック戦で使用。一気に敵の足元に入り込み、接近戦に持ち込むための技。お互い組み合って前転を行う。
ライダー車輪(対ショッカーライダー用)
名称は同じだが内容が異なる。サークル(円)を描いて左右から高速走行し相手にも共走させ、その後同時にジャンプし、自分たちは反転で回避、空中で相手を互いに激突させ自爆させる技。これも藤兵衛との特訓で編み出した。漫画『仮面ライダーSPIRITS』では、立花の呼びかけで、復活したショッカーライダー相手に、2号と交信したZXと共に使用している。滝和也曰く「絶妙のタイミング」が必要となる技。
ヘッドクラッシャー
1号の「ライダーヘッドクラッシャー」とは別の技。ダブルライダーの「頭突き」により強固な壁も破壊する。最終回で敵アジトから脱出する時に使用。
ライダーハンマー突き[10]
それぞれ怪人と肩を組みジャンプ、空中で怪人同士を叩き付ける技。

名称はないが、ダブルパンチの連打や、Oシグナルによる意志の共有などもある。

ゲスト出演 編集

昭和仮面ライダーシリーズ 編集

仮面ライダーV3
第1話では、大学の後輩・風見志郎が命を狙われたことから新たな組織・デストロンの存在を察知。志郎の家族がデストロンに襲撃されたところに駆けつけ、その場にいた珠純子を間一髪で助け、2人の前でライダー1号に変身する。志郎から、デストロンへの復讐のために改造人間にしてほしいと頼まれるが、「個人の復讐のために力は貸せない」と断り、純子の証言から判明したデストロンのアジトに一文字=2号とともに潜入する。アジトにおいて、デストロン首領の罠に落ちて命を落としそうになったが、後を付けてきた志郎から身を挺して救われ、自分達を助けるために瀕死の重傷を負ってしまった志郎の命を救うべく、変身したまま仮面ライダーV3に改造した。その後、第2話で2号とともに東京をカメバズーカの原子爆弾から守るために太平洋の彼方に消えたが、第20話で生存が確認され、劇場版や第33・34話でオーストラリアから帰国してV3とともに戦った。これ以降、「普段は世界各地で悪の組織と戦っている」という設定になる。なお、本郷がライダーへの変身ポーズをとるのは『V3』が最後になる。それ以降は変身態のみの登場だったり、直接変身を行わなかったりする。
仮面ライダーX
ニューヨークから帰国し、ほかのライダー(2号、V3、ライダーマン)や仮面ライダーX=神敬介とともにGOD機関と戦った。当初はTVシリーズにも登場予定だったが、回想シーンのみの登場となった。
仮面ライダーストロンガー
第38話と第39話に登場。第38話でアメリカから帰国し(自ら発言)、仮面ライダーストロンガー=城茂の応援に駆けつける。最終回となる第39話で、7人ライダーの力を集結して岩石大首領を倒した。『ストロンガー』では本郷と一文字は伝説とされており、デルザー軍団からその存在を疑問視されていた。テレビスペシャル『全員集合!7人の仮面ライダー!!』では、一文字、志郎、結城丈二(ライダーマン)とともに、遊園地にいた立花の元を訪れる。そして、そこに潜入していた暗黒大将軍の軍団と戦う。藤岡のスケジュールの都合から、敬介や山本大介(仮面ライダーアマゾン)、茂が到着してからも、(引き続き一緒にいることになっているが)ライダーに変身するまでの間、その姿が画面に映らなくなっていた。素顔で登場するのはこれが最後となった。
スカイライダー
第27・28話ではスカイライダー=筑波洋のに駆けつけ、7人ライダーによる特訓でスカイライダーをパワーアップさせた。最終回となる第54話ではメキシコから帰国し、8人ライダーの力を集結させてネオショッカー大首領を倒すが、同時に消息不明になってしまった。
仮面ライダースーパー1
2号からスカイライダーとともに宇宙から生還し、仮面ライダースーパー1に変わってドグマ復讐兵団と戦った。
仮面ライダーZX
仮面ライダーZX』及び『10号誕生』では、2号からスーパー1とともにバダンを追って帰国し、仮面ライダーZX=村雨良に協力した。
仮面ライダーBLACK RX
2号からZXとともに第41話から第47話に登場。アメリカ・アリゾナ州に構えたアジトで特訓を行った後、日本に帰国。RX=南光太郎に協力し、クライシス帝国と戦った。10人ライダーのリーダー的な役割を果たしていた。

昭和仮面ライダーシリーズの派生作品 編集

  • PSゲーム『仮面ライダー』では、ストーリーモードでライダーモードを選択した場合、TV版の流れ同様に一文字とともに悪と戦うが、ショッカーモードを選択した場合、選択したショッカー(もしくはゲルショッカー)の怪人(プレーヤー)が、ほかの怪人を倒し、強化改造され最強怪人とされた上で、本郷と一文字を倒している。
  • PSゲーム『仮面ライダーV3』でも、前作同様にTV版の流れと同じ活躍であり、本作はV3を主人公としているため、登場回数も少ないが、一定条件を満たすと、1号を主人公としたストーリーモードも登場する。また、デストロン側を選んだほうでは、前作のショッカーモード同様、プレーヤーの選んだデストロン怪人(もしくはデストロン首領)に倒されてしまうこととなる。イージーライダーキックなど、ゲームオリジナルの技も使用している。
  • PS2ゲーム『仮面ライダー 正義の系譜』では、本来の設定では世界観が異なるとされていた『仮面ライダーアギト』が同一の世界観に統合されている。そのため、仮面ライダーアギト=津上翔一との共演が実現した。なお、この作品の本郷はショッカーと闘っているころなので、時間を越えて交信した大学の後輩である志郎がV3になっていたことに驚いている。
『ウルトラマンVS仮面ライダー』 編集

時系列的には『仮面ライダー』のころとなる『ウルトラマンVS仮面ライダー』では、ショッカー中近東支部から派遣された毒サソリ男を追って登場。ウルトラマンと地底怪獣ガドラスが戦っている間近で、毒サソリ男と対決した。そして、ガドラスと毒サソリ男が融合してサソリガドラスになると、「奇跡」によって巨大し、ウルトラマンとともにサソリガドラスを倒した。『全員集合! 7人の仮面ライダー!!』以来、17年ぶりに新サイクロンを使用。なお、変身シーンと声は過去の映像から流用している。

『仮面ライダーSPIRITS』 編集

仮面ライダーSPIRITS』では、10人の仮面ライダー(第3部より前は9人)のリーダー格として活躍。BADANとの戦いでは、常に冷静な態度を貫く。復活したブラックサタンに殴りこもうとする茂を諌めたり、一文字やアマゾンとともに捕われた敬介の救出に向かったりなど、ライダーの纏め役を務める。自分の存在意義に悩む村雨良に、10人目のライダー・仮面ライダーZXの称号を与えた。

『新 仮面ライダーSPIRITS』にタイトルが変更されてからは、1人でショッカーと戦っていた時期の本郷、さらに一文字が改造されるまでの経緯が作者・村枝賢一のオリジナルストーリーで展開される。そして、BADANとの戦いにストーリーが戻る際、「自分の弱さゆえに9人の男たち(一文字から良)を地獄の道連れにしてしまった」という本郷の独白が入る。

『仮面ライダー 11戦記』 編集

仮面ライダー 11戦記』では、11人の仮面ライダーのリーダーとして活躍。テレパシーを使わずとも、一文字と以心伝心の仲であり、南光太郎はその境地に達しようとする。ネオキングダークの3号機に乗り込むという大胆な面も見せる。

捕われてジェネラルシャドウの細胞から生まれたクローンに模したそのメカ構造を与えられたガイストライダーを作られるが、単独の戦闘力に加え、クローン同士ゆえに連係に優れるこの強敵に苦戦する後輩達に抗する合同技を教える[11]。その後はエネルギーが尽きながらも、自ら相手の力を利用するジュードーバスターで変身したジェネラルシャドウを下す。シャドウが死ぬ際に起こした風圧[12]でエネルギーを回復し、大首領との決戦に臨む。

仮面ライダースナック 編集

仮面ライダースナック同梱の仮面ライダーカードで語られた設定は、基本的にはテレビシリーズの本郷猛と同じだが、一部現在の公式設定と違っているところがあり、そこを中心に記述する(竹書房の『仮面ライダー 仮面ライダーV3 カード完全図鑑』より)。

  • 両親がいないが、寂しいと思ったことは一度もなく、幼少時代はは明るく素直で動物好きな少年だった。生物学を専攻したのもそのため。(No.287)
  • 普段は朝5時に起きて必殺技の練習をし、9時になるとライダー本部に出かけ、何事もなければ夜7時からまた特訓をしている。(No.288)
  • 高校から大学時代にかけて、ボクシングの選手として活躍した。(No.304)
  • 藤兵衛は本郷の少年時代をよく知っている。彼によると、少年時代は両親がいなく一人きりだったが、動物好きで昆虫採集に夢中だった。(No.309)
  • 藤兵衛が、東京のある公園の地下に作ってくれた秘密基地を持っている。様々な計器があり、ここで特訓をしたり寂しい時はギターを弾いたりする。(No.396)
  • 小学校時代から理科や算数が得意で、成績はクラスで5番以内(ガリ勉ではない)。スポーツ好きで、クラスのまとめ役だった。(No.400)
  • 普通の人間に戻りたいが、ゲルショッカーを倒すためにその悲しみに耐えている。(No.405)
  • 人の命を大切に思っており、本当は怪人も殺したくない。(No.485)
  • 変身ポーズを取ることによって、両肩のスイッチが入って変身できる(第一のスイッチは右肩、第二のスイッチは左肩)。(No.486)
  • 一文字とテレパシーで会話できる。(No.497)
  • 少年時代はおねしょをして母親に怒られてお尻を叩かれたことがある。母は既に他界し、その形見のペンダントを肌身離さず持っている。少年時代のことは幸せそうに話す。(No.500)
HERO SAGA 編集

HERO SAGAでは、TVシリーズの世界観をベースに、TVシリーズで描写されなかった部分の穴埋めとしての作品が多い。『MASKED RIDER DEN-O EDITION -1971年4月3日-』については、後述

  • 『MASKED RIDER EDITION SPECIAL EPISODE -脱出-』では、緑川博士を主人公として描いているため、本郷の心情は描かれないが、緑川博士の本郷に対する信頼などは見て取れるようになっている。
  • 『MASKED RIDER EDITION -Missing Link-』では、ショッカーの罠にはまりながらも一文字の洗脳を解き、仮面ライダーにすることに成功している。
  • 『MASKED RIDER EDITION -ここより永遠に-』では、パワーアップのために死神博士に捕らえられるが、ショッカー首領にその計画を暴かれる。その後、真意に対して一つの推測を立て、ショッカー首領にパワーアップを許させている。しかし、その際の会話の内容(ショッカー首領がB26暗黒星雲の為政官であること)などの記憶は消されてしまっている。
  • 『MASKED RIDER V3 & RIDERMAN EDITION -RIDERMAN ANOTHER AFTER-』では、プルトンロケットを破壊したことで瀕死の重傷を負っていたライダーマン=結城を助け、神ステーションでサイボーグ手術をすることで応急処置を行う。

平成仮面ライダーシリーズ 編集

仮面ライダークウガ
本郷という名の城南大学の教授のことが語られている(劇中語られるのみで、登場することはない)。
『仮面ライダーカブト』
『THE FIRST』で本郷を演じた黄川田将也が第14話に登場しており、天道総司とすれ違った。黄川田が「一瞬でいいから、本郷と天道のコラボをやりたい」とリクエストしたのが発端。ただし映像では役名がクレジットされず「特別出演」としか表記されていない。
『仮面ライダー電王』
きだ版ライダー絵巻 仮面ライダー電王 激突! 電王VS信長』では、『電王』と『仮面ライダー』が同じ世界という設定で、1号と2号が電王の戦いに巻き込まれ、戦国時代に跳ばされてしまっている。
『MASKED RIDER DEN-O EDITION -1971年4月3日-』では、『劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事』と同じ世界という設定で、1971年4月3日の本郷がネガタロスと電王の騒動に巻き込まれた結果、2008年の藤兵衛に助けられ、改造人間(仮面ライダー1号)にならなかった歴史がつくられてしまう。その後、ショッカー首領からの攻撃から2008年の立花藤兵衛をかばい、負傷してしまう。一度は心肺停止状態となった1971年の本郷猛であったが、オーナーが連れてきた7人ライダーの1人である新1号の決断により、旧1号へと改造・蘇生され、これにより、新1号と旧1号という夢の共演が行われる。
オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』では、1971年にショッカーと戦っていたが、アンクが過去でセルメダルを落とした影響で歴史が歪み、誕生したショッカーグリードに敗北し、2号ともども洗脳されてしまう。その結果、V3以降のライダーは誕生しなかった世界になり、2号とともに40年に渡って「ショッカー最強の戦士」として君臨することとなる(そのため、歴史改変の影響を受けない特異点であるNEW電王が歴史の修正を試みるが、失敗している)。しかし、その際に新たな歴史改変の要因が加わったため、ショッカーの科学者の1人に洗脳を解かれることになり、それ以後は洗脳されたふりをしながら反撃のチャンスを窺っていた。最後は復活した歴代仮面ライダーとともにショッカーと戦い、岩石大首領を全ライダーによる同時攻撃・オールライダーブレイクで倒した。素顔での登場はなく、本名も本編中では言及されていないが、パンフレットには「本郷猛が変身する」という記述があり、藤岡が声を当てている。
『仮面ライダーフォーゼ』
都市伝説でその存在が語られており、劇場版『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX』で実在することが明らかになった。

『仮面ライダーSD』 編集

仮面ライダーSD』では「仮面ライダー1号」としてのみの登場で、素顔を見せたことはない。なお、『仮面ライダーSD』の『マイティライダーズ』と『疾風伝説』では世界観が異なる。

  • 『仮面ライダーSD マイティライダーズ』では、11人の仮面ライダーのリーダー。ギャグ漫画という性質上、他のライダーは性格などがテレビシリーズと異なる場合が多いが、彼はリーダーという立場であり、あまり大きな改変は行われていない。初期は旧サイクロンを使用していたが、後に強化改造が施されたネオサイクロンを使用するようになった。
  • 仮面ライダーSD 疾風伝説』では、過去の大戦で活躍した伝説の英雄。その際に重傷を負い、治療のため、眠りに就いていたが、新たな戦いの終盤にて復活。こちらの世界では、最初からネオサイクロンを使用している。

『仮面ライダー 1971-1973』 編集

城南大学で生化学を学んでいた学生。自動車を運転中に蜘蛛男の襲撃を受けて「ショッカー」に拉致され、組織が新たに開発した改造人間「S.M.R. (System Masked Riders)」の素体にされてしまう。しかし「S.M.R.」の開発者であり恩師でもあった緑川教授の手引きによって脱出。その後「ハヤト」と名乗る男[13]にショッカーのことや自分の身体の秘密を聞かされ、さらに自分の拉致を手引きしたのが、幼い頃に死別した姉を重ねて見ていた楠木美代子だということを知ることになる。しかし、紆余曲折の後、一人でも多くの人間を守るために「ショッカー」と戦うことを決意、ハヤトがショッカーと戦う名前として「仮面ライダー」を名付け、本郷はハヤトと自分の2人の名として名乗ることにした。美代子にも宣戦布告したが、その後美代子が敵とは言いかねる行動を取ることもあり、困惑させられていた。『希望1972』の時点ではショッカーとの戦いの結末は描かれていない。

「S.M.R.」は素体・強化服・二輪兵器「サイクロン」のセットで構成され、通常は強化服を着てからベルト「タイフーン」のスイッチを入れると強化服のメカニズムが起動、合わせて素体が戦闘体へと変化し、強化服の機能を完全に使いこなせるようになる。特殊能力の大部分を強化服に頼っているため、素体自体の能力は従来の改造人間よりも劣る。しかし何らかの理由で強化細胞が異常に活性化すると「飛蝗(ばった)男」とでも呼ぶべき完全体へと変身し、強化服無しでも従来の改造人間を上回る力を発揮する。ただし、その際は意識を失って暴走する危険がある。

改造される前、生身のままでも蜘蛛男を1体倒すほどの戦闘力の持ち主で、改造されたことによってその力は大幅に強化された。オートバイの運転はほとんど経験が無かったが、ハヤトの特訓で乗りこなせるようになった。当初はマフラーを巻いていなかったが、「S.M.R.」としては不完全であったために寿命が残り少なくなっていたハヤトの死を見届けた後は彼の形見となったマフラーを巻くようになった。

この作品では終戦の年(1945年)の生まれと設定されている。

コンパチヒーローシリーズ 編集

『SDザ・グレイトバトル 新たなる挑戦』
時間を止め敵の動きを封じるという特殊攻撃を持つ。地獄大使が仲間になることで、その共闘を見ることができる。また、アポロガイストとの対決も実現している。
『ヒーロー戦記 プロジェクト オリュンポス』
南光太郎の大先輩として登場するが、それほど目立った活躍はない。
『ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦』
牢屋に閉じ込められていたところを助けられる。
『スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望』
「一文字を救出した際に足を負傷して一時離脱する」「ハヤタ(ウルトラマン)とアミーゴに行く」など、それまでの作品のオマージュが見られる。
『スーパー特撮大戦2001』
傷ついて倒れていたジロー(キカイダー)を修理したという演出があり、ロボット工学にも詳しい。

余談・備考 編集

  • 仮面ライダーアギト PROJECT G4』において、本郷猛を演じていた藤岡弘、が警視総監役でゲスト出演した。
  • テレビドラマ『Real Clothes(リアル・クローズ)』の連続ドラマ版第3話に本郷猛と同姓同名の大日本繊維の社長が登場。演じた西岡徳馬は、スペシャルドラマ版では本郷会長の役を演じている。西岡徳馬はウルトラシリーズでウルトラの父の声を担当している。
  • 2011年1月12日朝、千葉市役所の玄関で、「本郷猛」を名乗る人物からの手紙と現金10500円、バイクのミニカーが置かれているのが発見された。タイガーマスク運動に呼応したものとみられ、手紙には「子どもたちが日本のことを考えられる大人になることを祈っています」などと書かれていた[14]。同年1月11日には、名古屋市昭和区駒方町の児童養護施設「駒方寮」で、「仮面ライダー」を名乗る人物より寄付された文房具とジグソーパズルが発見されている[15]

参考文献 編集

  • 『仮面ライダー画報』竹書房、2001年
  • 『愛蔵版 仮面ライダー超全集 1号・2号・V3・ライダーマン』小学館、1992年
  • 『KODANSHA Official Fail Magazine 仮面ライダー Vol.1 仮面ライダー1号』講談社、2004年

脚注 編集

  1. ただし、TV版では本郷と一文字はお互いの改造前からモトクロスレーサーとそれを取材するカメラマンとして面識があり、親しい間柄だったという裏設定がある。
  2. 劇中の設定では、旧サイクロンとの明確な区別はされていない。
  3. 第1話のみ「城北大学生化学室」と呼称。ロケ地となったのは、東京都水道局の長沢浄水場(建築家・山田守による設計)である。
  4. 『KODANSHA Official File Magazine 仮面ライダー Vol.1 仮面ライダー1号』講談社、2004年7月、pp.8 - 9。ISBN 4-06-367086-4
  5. 5.0 5.1 新1号になる以前の映画『仮面ライダー対ショッカー』ではすでに変身ポーズを使って変身している。また、『仮面ライダーメモリアル』(LD及びビデオ作品)の中では、藤岡弘自身のナレーションで「戦闘経験を積み重ねることによって肉体が変化した」と語られており、併せて「旧1号」を「第一形態」、「桜島1号」を「ヨーロッパ時代の第二形態」と呼称している。
  6. 設定では48の必殺技をもつとされるが、ゲルショッカー編では強力な技をかなりの数登場させている。
  7. 『仮面ライダー画報』p.23
  8. 8.0 8.1 『仮面ライダー THE FIRST VISUAL PREVIEW BOOK』月刊ガンダムエース12月号増刊、角川書店、2005年12月、p.37
  9. レンジャーズストライク』THE MASKED RIDER EXPANSION vol.1, RK-020
  10. 『仮面ライダー大全』p.199
  11. V3逆ダブルタイフーンで一箇所に巻き上げ、ライダーマンがロープアーム、Xライダーがライドロープ、ZXがマイクロチェーンで縛り上げた後、4人で四方からキックするライダーサザンクロスキック
  12. 彼いわく「最後のプレゼント」。本郷もシャドウの態度に感服したような描写がある。
  13. 本作における一文字隼人だが、TV版とは違い本名不詳の日系ペルー人で、本郷よりも以前に「S.M.R.」にされた。
  14. [http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/01/12/kiji/K20110112000035240.html 【千葉】 善意の輪 県内も10件超 千葉「仮面ライダー」登場 柏 手紙添え文具](2011年1月13日付、東京新聞)
  15. 仮面ライダー、ジグソーパズルでメッセージ(2011年1月12日付、読売新聞)、[http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/01/12/kiji/K20110112000035240.html スティッチ 仮面ライダー 涼宮ハルヒ…「失業中の伊達直人」まで登場 ](2011年1月12日付、スポニチ)

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