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仮面ライダーシリーズ > 仮面ライダーZX

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仮面ライダーZX』(かめんライダーゼクロス)は、1982年昭和57年)から1984年(昭和59年)まで、主に雑誌にて展開された特撮作品、及び作中で主人公が変身するヒーローの名称である。「仮面ライダーシリーズ」第8作である。

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概要 編集

1981年10月に『仮面ライダースーパー1』が終了した直後、仮面ライダーシリーズの終了を惜しむファングループ有志の主催で、「仮面ライダー復活祭」が二度にわたり開催された。この催しは、東映大泉撮影所の試写室を会場として、数本のテレビ作品を上映しつつ歴代シリーズの出演者や関係者と語り合う形式のものだった。ビデオソフトが未発売で、かつ関係者とファンが交流する機会も少なかった当時としては破格の内容であった。

その盛況に触発された原作者・石ノ森章太郎やプロデューサー・平山亨らの間で「何らかの形で10号ライダーを」という機運が盛り上がった。しかし、実写特撮ヒーローの新番組を企画するには厳しい状況があったため、関係各社の協力を得てTV以外のメディア展開を行いながら映像化を目指すという形でのスタートとなった。その際、積極的に出資協力したのは講談社徳間書店秋田書店などの出版社やレコード会社である日本コロムビアであった。着ぐるみの制作費は当時の東映イベント室長の英断により、イベント推進室が請け負った。その人物は、仮面ライダー1号時期より長きに渡り全国のアトラクションショー運営を支えた一人である。バンダイや文具メーカーらは、東映作品については好調なスーパー戦隊宇宙刑事シリーズ等に注力する為、10号ライダーには不参加であった。それには、前作スーパー1の玩具展開不振が当然影響している。ZXと同様のスタイルで始動した「アンドロメロス」(円谷プロ)がミニソフビなど若干の商品展開があったのに対し、ZXがポピニカ超合金はおろか、ソフビや消しゴム玩具、パズルやゲーム、文具、食器類など一切発売されなかったのはその為である。よってZXアイテムは、RX終了後のソフビシリーズまで待たなければならなかった。


10号ライダーの名前は賞金100万円をつけて一般公募され、8万6千通もの応募の中から「仮面ライダーゼクロス」と決定された。(ただし、実際には「ゼクロス」という応募作品は無く、優秀作数点を石ノ森が合成しゼクロスと命名した。)

雑誌連載を中心にラジオやイベントなど様々な形での展開が行われ、1984年1月のTVスペシャル『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』(主演:菅田俊)で映像化を果たすまで約1年半続いた。また、「仮面ライダー10号制作委員会」という形でファン有志が意見を提出し、その制作や展開にファンサイドの大きな協力があったことも特徴である。

ストーリー 編集

ブラジルの大学に通っていた大学生村雨 良(むらさめ りょう)は、悪の秘密結社バダンに囚われパーフェクトサイボーグとして脳以外の99%を改造される。

事故により自我を取り戻した良は処刑されそうになるが辛くも基地を脱出、殺された姉の敵を討つために仮面ライダーZXとしてバダンと戦う。

戦いの最中、良は先輩の9人ライダーと出会い、仮面ライダー10号として迎え入れられる。

主要登場人物 編集

村雨良/仮面ライダーZX
ブラジルの大学に通っていた日本人の青年。バダンの世界征服実現のために姉を殺され、自分も改造人間にされてしまう。改造後は優秀なバダンの歩兵として活動していたが、事故をきっかけに自我を取り戻し逃走、バダンに復讐を誓う。しかし先輩ライダーたちとの交流の中で、復讐のためでなく平和のために戦わなければならないことを悟り、正義の戦士・仮面ライダーZXとしてバダンに立ち向かうことを決意する。
海堂肇博士
良の大学の恩師。バダンにさらわれる。
一条ルミ
生化学研究家一条博士の一人娘。父をバダンに殺されたため、海堂博士に育てられている。海堂博士とともにバダンにさらわれる。

仮面ライダーZX 編集

村雨良が変身した姿。全身の99%を機械化した“パーフェクトサイボーグ”と設定されている。

歴代ライダーのような体術を駆使した技は少ないが、豊富な特殊能力を活かしたトリッキーな戦法を得意とする。攻撃武器を全身に数多く装備し、撹乱・秘密行動を得意とするため、「忍者ライダー」の異名も持つ。

また、設定では動力源は歴代ライダーより次世代の核融合炉で、全身に数多くのサーボモーターを持ち、ライダーマンと仮面ライダースーパー1の2人とチェーンの引き合いをした際、互角以上に渡り合った。 脚部にジェットエンジンを持ち、60mのジャンプ力を持つ。完全な飛行能力は持っていないが、このジェットエンジンを使うことである程度の空中機動が可能である。

専用バイクはヘルダイバー

変身後のボディは左右非対称という、それまでのライダーとは異なる珍しいデザインである。全体に赤が基調でマフラーと眼が明るい緑、マスクは上半分が赤で3本の黒いモールドが入り、マスク顎部分や胸部から腰部、グローブとブーツ、そしてベルトが銀というカラーリングである。モチーフはカミキリムシとされる(バンダイから発売された食玩の説明文にはテントウムシとされていた時期もある)。

装備 編集

十字手裏剣
別名「十方手裏剣」。両肘に装着されており、体内で素早く生成されるために連射も可能。射出時に伸びる刃部分は、ダイヤモンド以上の硬度を持つ。
電磁ナイフ
左腿のスリット内に縮められた状態で格納されている短剣。十字手裏剣同様の硬度に鋭い切れ味と発電能力を併せ持っており、刺した相手を高圧電流で更に圧倒することが可能。
マイクロチェーン
両手の甲のシャッター内に格納されている鉤爪付きの細い鎖。ウインチ機能もあり、最大1tの物体を牽引することが可能。また、鉤爪部分の破壊力も非常に高く、建物の壁はもちろん怪人の身体を貫き、更にZX本体からの高圧電流を流すことが可能。また、ムチの様にも使える。
衝撃集中爆弾
両膝に装着されている特殊爆弾。外見は十字手裏剣と同じデザインだが、刃はない。ZX本体からの司令電波で、爆発の威力や方向を自在に操作することができる。一撃で怪人を葬り去る事も可能。
虚像投影装置
ベルトの正面バックルに内蔵。自らの姿を何もない空間に映し出すことが可能。何体もの自身を同時に投影することもでき、かく乱や脱出時に使うことで効力を発揮する。
煙幕発射装置
両上腕部に内蔵。相手のレーダーアンテナをかく乱させられる煙幕を上腕部スリットから噴出する。虚像投影装置と併せて使うことで、その効力は倍増する。

体術技 編集

ZXパンチ
ZX版ライダーパンチ。
ZXキック
ZX版ライダーキック。変身ポーズの最初の部分と同じ、左腕を右斜め下、右腕を右斜め上へ伸ばすポーズを空中で取ることで全身が赤く発光、そのまま敵へ急降下してキックを撃ち込む必殺技。
ZXイナズマキック
ZXキックの強化版で、ZXの最強技。ZXキックのポーズから赤いと共に、破壊力の倍増したキックを撃ち込む。

専用マシン 編集

ヘルダイバー
  • 重量:140kg
  • 最高時速:600km
核融合エンジンを搭載している他、飛行・水中用にハイドロジェットエンジンも装備している。フロントの両側に付いているウイングは、新サイクロン同様にカッターとしても使える。
ベースマシンはスズキDR250S 1型。一部の資料には輸出用ハスラーと書かれているが誤り。良が乗っているのも同じ車種だが、これは良役の菅田俊の私物がたまたま同じだったために使用したとのこと。

ゲスト出演 編集

いずれもZXのみの出演で、村雨良としての出演はなく、声も代役である。

クライシス帝国の地球侵略を阻止するため登場。戦闘時は特に目立った活躍はなく、台詞も少なかった。
初の映画出演となる。冒頭のライダーバトルでは仮面ライダー龍騎と戦い、逃げ込んだミラーワールドの鏡を衝撃集中爆弾で破壊すると言う忍者ライダーらしい戦い方を見せた。終盤に大ショッカーに苦戦するディケイドを助けるため登場。
  • 『オールライダー超スピンオフ』「クイズ! ディケイドを数えろ!!」(声:野島健児
ラストに仮面ライダーZXが登場し、平成の10号ライダーと認められたディケイド(門矢士)に、同じ「10号ライダー」という事で自身との共通点を語るが、士に「一緒にするな!!」と言われてしまった。
ショッカーに苦戦する1号、2号、電王、NEW電王、オーズを助けるため他のライダーと共に登場。本作に登場したタイガーロイドと戦っている。

歴代の仮面ライダー 編集

本作は「仮面ライダー10号」としてスタートし、企画当初から過去の仮面ライダーの出演も検討されていた。雑誌連載では第7回と第13回(最終回)の撮影会で9人ライダーが出演し、その他にもV3、スカイライダー、スーパー1が単独で参加している。その後テレビスペシャルでは、過去の主演俳優4名の出演が実現した(詳細は『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』を参照)。以下、歴代仮面ライダーを記す。それぞれのプロフィールについてはリンク先参照。

バダン 編集

かつての歴代暗黒組織(ショッカー〜ジンドグマ)を裏から操っていたとされるナチス残党軍の組織した秘密結社。ジンドグマ滅亡から数年後にその姿を表す。 悪霊のエネルギーの塊であるバダン総統が支配している。歴代暗黒組織を遥かに凌ぐ科学力と戦力を誇る。大幹部・暗闇大使の指揮の元、時空を操作することが可能な時空破断装置を使用し、世界を支配しようと企む。しかし、最後は集結した10人ライダーによって壊滅した。バダンが壊滅したことで歴代組織の系譜はここで途絶えたが、図らずしも彼等の行動と世界制覇の野望は後年に現れる太古の暗黒組織が継ぐ事となる……。

バダン総統 編集

バダン壊滅後、10人の仮面ライダーの前に姿を現した。巨大な髑髏の姿をした謎の存在で、ショッカーから始まる歴代暗黒組織を操っていた真の黒幕でもある。笑いながらライダー達に別れを告げると姿を消した。 その姿を目撃した海堂博士は悪霊のエネルギーの塊と推測するが、詳細は不明。一説ではB26暗黒星雲からやって来た生命体ともいわれている。

暗闇大使 編集

秘密結社バダンを指揮する、ショッカーの幹部だった地獄大使の従兄弟。そのためか外見が似ている(演者も地獄大使と同じく潮健児)。海堂博士とルミを人質にとる。地獄大使とは従兄弟同士ではあるが仲が悪く、ライダーに敗れた負け犬と認識しているため、劇中で仮面ライダー1号に地獄大使と間違えられると「あんなヤツと一緒にするな!」と激怒した。

サザングロス(サザエ
暗闇大使の真の姿。身体の殻にミサイル砲を備える。自分自身が時空魔法陣でもある。画像はスチール写真のみでTVSP版では未登場である。

ゲスト出演 編集

  • 『宇宙の11 仮面ライダー銀河大戦』
マーダー帝国のゴッド将軍の指揮下の再生幹部の1人として登場。デッドライオン魔神提督と共にマーダーマシンの2号機に搭乗する。
 本作では地獄大使と対立しておらず、先に悪事に嫌気が差してプレイヤーの味方となった彼が世話になっている礼にENを回復してくれる。

バダン怪人 編集

バダンの科学によって改造された。従来の秘密結社の怪人と比べると、メカの割合が多い。 また、コピー怪人にはカメレオンをモチーフにしたものが多い。

強化兵士一覧 編集

UFOサイボーグ一覧 編集

設定では時空魔法陣で強化されている。

コピー怪人一覧 編集

過去の秘密結社の怪人をコピーしたもの。

戦闘員 編集

コンバットロイド
バダンの戦闘員。短剣を武器とする。マスクにドリルのように横に尖った耳が印象的。白衣を来た者もいる。

イメージソング 編集

「ドラゴン・ロード」
「FORGET MEMORIE'S」
  • 作詞:八手三郎 / 作曲:菊池俊輔 / 編曲:吉村浩二 / 歌:串田アキラ

2曲ともZXの名前が決まる前に録音されたもの。そのため歌詞の中にZXの名前は登場せず、レコードのジャケットにも「仮面ライダー10号」と記されていた。

メディア展開編集

  • テレビマガジン」「テレビランド」などの雑誌の1982年(昭和57年)7月号にイラスト掲載によるネーミング募集が行われた。(ただし、最終的には優秀作を合成する形で、石ノ森が「ゼクロス」と命名した)
  • 各誌の同年8月号からグラビア写真と漫画連載による展開が開始された。村雨 良を菅田俊、バダンの大幹部暗闇大使を潮健磁が演じた。当初は名前が決定していなかったため、同年9月号までは「仮面ライダー10号」と紹介された。
  • グラビアには新規製作のバダン怪人に加え、当時現存していたアトラクション用の旧作怪人(クモンジン、奇械人カメレオーンなど)が再生怪人として活用された。
  • 同年8月14日、「オールナイトニッポンスペシャル 仮面ライダー10号誕生記念・石森章太郎のオールナイトニッポン」 で、タイトルが「仮面ライダーZX」と発表され、ラジオドラマが放送された。このとき、仮面ライダーZX(村雨良)を神谷明が演じた。
  • 同年8月15日、向ヶ丘遊園で「仮面ライダー10号ネーミング発表会」開催。この日が串田晃氏の生歌や村雨良の変身ポーズも初披露である(ちなみにTV特番では短縮されたポーズで撮影されていた為、フルサイズでの変身ポーズはこのイベントでしか見られない)。10人ライダーが共闘するステージショーも行われ、この時の殺陣師は高橋一俊が担っており、TV特番には登場しないゴッド破壊工作員やドグマファイター、クモロイドらも登場した。同様のイベントは1週間後の8月22日、宝塚ファミリーランドでも開催された。
  • 翌1983年(昭和58年)9月号で各誌での雑誌展開を終了。
  • 1984年(昭和59年)1月3日、「10号誕生!仮面ライダー全員集合!!」で、はじめてテレビに登場した。雑誌展開時と同じく村雨良を菅田俊、暗闇大使を潮健磁が演じている。主題歌として、イメージソング「ドラゴン・ロード」が使用された。バダン総統の声はデルザー軍団大首領・ネオショッカー大首領と同じであり、ネオショッカー・ドグマ・ジンドグマの3組織もショッカー以来の同系統に属することが明らかにされた。
  • 1998年に風塵社から発行された「平山亨叢書 仮面ライダーZX」で、雑誌展開時にバックグラウンドストーリーとして平山が考えていた物語が1冊にまとめられ発表された。


漫画連載 編集

  • 冒険王 作画:安土じょう
  • テレビランド 作画:山田ゴロ
  • テレビマガジン 作画:細井雄二

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関連項目 編集

en:Kamen Rider ZX

ko:가면라이더 ZX th:คาเมนไรเดอร์ ZX

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