ショッカーライダーは、『仮面ライダー』の登場キャラクター。
原作漫画[]
本郷猛抹殺のために送り込まれた12人の仮面ライダー。13は死と裏切りの数字であり、13人目を指す本郷ライダーの完全抹殺の為に造り出した改造人間部隊。全員が本郷ライダーと同等の性能・スタイルを有し(腕と脚に白いラインが入っているところが本郷と異なる)、エンブレムのないサイクロンと同じ外観のオートバイを使用する。また、サーベルやレーザーガンで武装している。
一度目の戦では、12人で本郷に襲い掛かるも取り逃がしてしまうが、メンバーの一人であった一文字隼人が本郷をおびき出して、残るメンバーが一斉に襲撃をかけた。一部が本郷に倒されながらも変身する隙を与えず、巧みな連携で追い詰め、一斉射撃で本郷を抹殺したが、洗脳が解けた隼人の攻撃により全滅した。
昭和仮面ライダーシリーズ[]
第91 - 94話に登場(2号以降は93話より)。ゲルショッカーのホープ怪人で、仮面ライダー1号や2号と同じ能力を有する。ゲルショッカーが仮面ライダーの設計図をもとに作り上げた、新一号と同型の改造人間で、No. 1 - 6まで全部で6体存在する。本物とは異なり手袋とブーツは黄色。また、マフラーの色も全員異なり[1]、複眼の周囲が黒く縁取られているため、そこで見分けがつく。本郷と同じ声を出すことも可能。また、指先から弾丸を発射したり、つま先に隠し短剣を仕込むなど、怪人特有の特殊武器も有している。ゲルショッカーの活動を妨害するアンチショッカー同盟を壊滅させることと、彼等が手に入れた首領の正体が記録されたコンピューターテープを強奪することが使命である。スーツはそれぞれ仮面ライダーの予備スーツを流用したもの。
ゲルショッカーが作ったのであれば本来は「ゲルショッカーライダー」となるべきであるが、「ショッカーライダー」なのは実はショッカー時代から作成されていたからであるとされている。村枝賢一の漫画『仮面ライダーSPIRITS』では、地獄大使に率いられて1号及びZXと交戦している。
ハエトリバチと模擬戦を行い一度はライダーを倒している。第94話で、首領がいるとされる筑波山へやってきた1号・2号を6人全員で待ち伏せしたが、1号・2号の新技・ライダー車輪を受け、互いに空中で激突して全滅してしまう。
劇中で使わなかった各人の特殊能力は、後年、ゲーム『スーパー特撮大戦2001』『スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望』で再現されている。
初登場時は「にせ仮面ライダー」と表記されていた。
メンバー[]
声を担当していたのは池水通洋や市川治 等だが、この2人は藤岡の代役に演じた経験がある。
- ショッカーライダーNo. 1(1号)
- マフラーの色は黄。ムカデタイガーと相打ちになって生死不明になっていたライダー1号に成りすまし、アンチショッカー同盟からテープを奪おうとした。怪人ハエトリバチと共闘して、一度はライダー1号を破ることに成功している。口から火炎を吐くことができる(劇中未使用)。第92話では1号のライダーキックと同等のライダーキックが披露されている。また、PS用ゲーム『仮面ライダー』で登場したショッカーライダーは、「にせライダーきりもみシュート」という投げ技も使っている。
- ショッカーライダーNo. 2(2号)
- マフラーの色は白。エイドクガーと共に少年仮面ライダー隊本部へ潜入し、駆け付けた本郷を撃退して少年仮面ライダー隊のスタッフを拉致した。本編ではライダーニーブロックも使いこなしている。体から毒煙を放つことが可能(劇中未使用)。
- ショッカーライダーNo. 3(3号)
- マフラーの色は緑。ショッカーライダーの一体。爆雷を内蔵している(劇中未使用)。
- ショッカーライダーNo. 4(4号)
- マフラーの色は青。ショッカーライダーの一体。地割れを起こすことができる(劇中未使用)。
- ショッカーライダーNo. 5(5号)
- マフラーの色は紫。ショッカーライダーの一体。放電攻撃を行える(劇中未使用)。
- ショッカーライダーNo. 6(6号)
- マフラーの色は桃。ショッカーライダーの一体。溶解液を噴射する(劇中未使用)。
ゲスト出演[]
- 『仮面ライダーSPIRITS』
- 『仮面ライダーSPIRITS』では、テレビ版の6体の個体(ゲルショッカーの6体)が魂の無い怪人のとして地獄大使指揮のもと、東京都に出現した。
- プレイステーション版『仮面ライダー』
- ショッカーライダー1号が隠しキャラクターの一人として登場。にせライダーキックやにせライダー錐もみシュートなど仮面ライダー1号と同等の技を使用するほか、フィンガーミサイルというオリジナルの技(装備)も使用する。
- 『オール仮面ライダー ライダージェネレーション』
- 幹部クラスの敵として登場。
- 『オール仮面ライダー ライダージェネレーション2』
- 幹部クラスの敵として登場。
昭和仮面ライダーシリーズの派生作品[]
- 『仮面ライダーSPIRITS』
- 『新仮面ライダーSPIRITS』では、ショッカー(死神博士)が制作した6体のショッカーライダー(第二期強化改造人間)が登場。一文字隼人もこのうちの1体として改造されるが、本郷たちによって洗脳前に救出される。なお、先に書いた通り、テレビ版の6体も別個体として存在しているため、漫画版同様に一文字隼人を含めた12体のショッカーライダーが制作されていた事から、漫画版『仮面ライダー』へのオマージュの意味もあると思われる。
- このほか、仮面ライダーZXとなる以前の村雨良率いるコマンドロイド改造人間部隊は、漫画版『仮面ライダー』を意識したキャラクターとなっている。
- HERO SAGA『MASKED RIDER EDITION -Missing Link-』
- ショッカーが制作した12人の仮面ライダーが登場。その中の1体が洗脳された一文字隼人であり、後(時系列的に後)で登場するテレビシリーズの6体のショッカーライダーとは別の存在。救出された一文字隼人以外の11体はショッカータンクを使用する。
リメイク映画[]
ショッカーに作られた量産型の仮面ライダーとして登場。常に6体1組で任務に当たる。明確な個性は描かれず、色やデザインは全員共通、他の怪人の指揮下で行動する、死傷者が出てもその都度新たな個体が投入されるなど、戦闘員のような扱いになっている。使用するマシンもサイクロンを模したものではなく、戦闘員用のものと同じ。
ホッパー(仮面ライダー1号・仮面ライダー2号)とVersion 3(仮面ライダーV3)への過渡期とされるホッパータイプ。
コンパチヒーローシリーズ[]
- 『ヒーロー戦記 プロジェクト オリュンポス』
- テレビ版初登場時と同様、ニセ仮面ライダーとして登場。
- 『スーパーヒーロー作戦 ダイダルの野望』
- 地獄大使の部下として登場。1号・2号によって4体が倒された後、残りの2体がハサミジャガーによって倒される。
- 『特撮冒険活劇 スーパーヒーロー烈伝』
- プレイヤーキャラクターの一人として登場し、個別のゲームオリジナルのシナリオ「ショッカーライダー編」が用意されている。
脚注[]
- ↑ そのため、一文字は「いつからそのマフラーを…?」と色を見ただけですぐに見破られた。滝たちは気がつかなかった。
関連項目[]
- ショッカーサイクロン
- ショッカータンク